姫路🏯→しまなみ海道🌊→道後温泉♨️→倉敷

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今年のGWは大型連休を暦どおりに休めました。これは、我が人生で最初で最後かも?と思い立って、一度も足を踏み入れたことのない四国へと。最終目的地の松山市をメインに、寄り道しながら2泊3日の車の旅。

人が集まる場所の魅力のヒントを探す視点を忘れないように楽しんできました。

まずは姫路城🏯。国宝・世界文化遺産として日本でもっともビューティフルと言われていますね。

姫路駅から姫路城に向けて大通りが通っているのですが、道の半分が歩道になっていたり、駅前も人溜りエリアとしてデザインされていて、姫路の方々はウォーカブル空間をコンセプトにまちづくりをされたようです。全国的にも先進地として取り上げてられているようで、まちのコアがハッキリしている地域のお手本ですね。https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/ncr/18/00013/050900010

9:00の開場前から数100mの行列が…。
予想以上に大きくて高い! 45mの山の上に46mのお城が🏯
お城に向かって駅から大通りが。まち全体がお城をコアにつくられている。
お城近くの公園には100店ほどの出店。規模感がハンパないね。
姫路駅前の広場。ひとだまりのできるエリアデザインが徹底されてます。

続いて、広島の尾道からしまなみ海道へ。

瀬戸内海は暖かくて優しいと聞いたことあるけど、しまなみ海道は全国的にもサイクリング🚴の聖地として有名で、今回もたくさんのサイクリスト達がいました。レンタルサイクリングの方も多かったようです。

最初のお目当ては因島のハッサク大福のお店「ハッサク屋」。でも、ついてみたら売り切れ。残念😢遅かったか…。でも、因島大橋の勇壮な姿が見れたのと、まだ残っていたハッサクゼリーも美味しかったのでヨシとしよう。

お次は、生口島の耕三寺。https://www.kousanji.or.jp/

全国の有名神社仏閣のミニ版が立ち並ぶなんとも不思議なお寺。それに加えて、高台には一面が大理石のフォトジェニックなスポットがあって、若い人達が行列になってました。

丘の上の「未来心の丘」。撮影待ちには若い人たちが。

続いて、大三島の大山祇神社⛩️https://oomishimagu.jp/

大正時代に、四国で、唯一、国幣神社に列せられたのですが、樹齢2600年の欅とか、武家鎧の国宝重文クラスの8割が何故かここにあるとか、ハンパないパワースポットぶり。

この島の武家鎧の存在は、源平合戦の最後が瀬戸内海だったことや、昔の日本では海運が遠距離移動の中心だったことなどを彷彿とさせてくれ、日本史ファンにはたまらんです😆。なお、当日の本殿の行列もハンパなかったです😅

本殿への行列が長くのびる。

続いて、いよいよ松山入り。道後温泉に向かいます。https://dogo.jp/

日本最古と言われる温泉♨️には、そうとう昔の頃から聖徳太子とか歴代の天皇とかも来られていたそうです。近畿の都から船で瀬戸内海を航海し大山祇神社に寄ってからの道後温泉。そんな定番コースだったのでしょうか。

右が「道後温泉本館」。高台には足湯のある「空の散歩道」
道後温泉には、「本館」のほかに「飛鳥乃温泉」「椿の湯」が。
夏目漱石の「坊ちゃん」にも出てきた道後温泉駅と列車🚃。
俳句ファンにはたまらない「子規記念博物館」。江戸の頃から町をあげて俳句をはじめとする文芸に力を入れておられたようです。
なんと、坊ちゃん列車は現役でまちの中を走っていました。
国重文の晩翠荘。夏目漱石の赴任宿もあった場所。ボランティアの方の説明で伊予の歴史と深い関わりがあることを知りました。
坂の上の雲ミュージアムも司馬遼太郎ファンにはたまらんですね。
司馬遼太郎ミュージアムの3階からは、晩翠荘と松山城が見えるのですが、これは建築家の安藤忠雄さんが敢えてこのような向きで設計されたのだそうです。
日露戦争勝利の立役者の秋山好古・真之兄弟の生誕の地。ボランティアの方が詳しく教えてくださいます。

松山市・道後温泉はとても魅力的な町でした。老若男女、誰からも愛される地域ですね。

さて、帰途につきます。ついでに寄り道は今治のサッカースタジアム🏟️へ。岡田武史元日本代表監督が今治の地で新しい文化を作っておられるのですが、格安の専用スタジアムもリスク負担して作られたそうです。

ピッチや観客席の外側はさほど整備されてなく、土手のような感じ。

続いて、大島に移動して、村上水軍ばりの潮流体験に。村上御三家のうち能島水軍はめっぽう強かったらしく、この来島海峡の難しい潮流を上手く利用していたらしいです。

50人乗りの船はほぼ満員。干満の時間帯によって渦の勢いが違うとか。
能島城跡。海城🏯というのも不思議な感じです。
橋を下から見上げる。

最後は、岡山の倉敷美観地区へ。白壁の土蔵の町並が美しいフォトジェニックなエリアです。

倉敷川の両岸に白壁土蔵造りが並ぶ。広い歩行空間があって視野がひらけているのがいい。
横路にも思わず入りたくなる。
木舟と人力車と石橋。三種の神器が揃ってます。
吉備団子もテイクアウトできます。

観光地は人が集まるエリアだけに、どこもウォーカブルな空間設計がされていて、関係者が長い時間をかけて話し合い、お金を出し合い、整備されている地域ばかり。まちづくりには、人間中心の考え方と、不易流行・温故知新、両面の取り合わせが大切なようですね。

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