恩田陸さん・蜂蜜と遠雷

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恩田陸さんの「蜂蜜と遠雷」。恩田さんは小さい頃に富山に住んだことがあるという情報も手伝って、以前から直木賞や本屋大賞にも選ばれたこの物語のことが気になってました。

題名からは内容がまったく想像できなくて、何の話やろ?と思ってましたが、久々にAmazonムービーで見てると、ピアニストの話なんですね。のだめカンタービレぐらいしか知らないので縁遠い分野ですが、あっという間に引き込まれて時間が過ぎていきました。

母の死で心に傷を負った女性が最後にふっ切れるストーリーがあり、振り返りのシーンを見ながら、何故だか僕の過去のいろんなことを思い出しました。その心の動きの意味は自分でも理解できませんが、哀しい部分が不思議と僕の人生とシンクロしたのかもしれません。

ストーリーとは別に、蜂蜜や遠雷の用い方や雨と馬のシーンなど、あちこちにメタファーが使われていましたが、映画からはあまり意味が伝わってきませんでした。恩田さんは、ノスタルジアの魔術師と言われるくらい情景描写が上手らしく、活字を見ると音楽が見えてくるくらいの描写がされているらしいので、今度はbookでよんでみます。

コロナで梅雨だと家で暇を潰すのも飽きてきますね。たまに映画を見てみるのもいいものです♫

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