立山博物館はとやま人や山好きにはたまらんところです

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立山に行く早朝の道沿いでいつもスルーしていた立山博物館。気になるっちゃー気になるけど、ここ芦峅寺まで来るならやっぱ立山登山に行くよね。と、ご縁のないことを残念に感じていた今日この頃。用事ついでに足を伸ばしてみました。

まずは、雄山神社祈願殿の横にある展示館へ。

展示館や昔からのいろんな施設全てひっくるめて立山博物館
展示館の正面から。ただいま企画展開催中。
入口入ったら立体模型
昔はケーブルカーが高原バスを引き上げてます
今の「雪の大谷」の原型。昔はこんなに狭かった…。
反魂丹など富山の薬には必ずこれが!

写真は撮れなかったけど、2階の常設展の文化財や1階の企画展がたまらんからったな〜。もう開館してから30年なんですね。記念の特別企画展です。とやま人は1度は見てみる価値がありますよー。

企画展。剱岳点の記で有名な錫杖頭の本物が見れます!
あー錫杖頭のキーホルダーあったらいいのになー、ほしくなった。
【立山博物館】開館30周年記念・後期特別企画展「霊山立山天空への祈り―修験から民衆登拝、布橋灌頂会まで―」
霊山立山天空への祈り展

さて、展示館を出て少し歩きます。昔から信仰の拠点だった閻魔堂・布橋方面へ。

石仏などが並んだ閻魔堂への参道
閻魔堂
中に入ると、全国各地に配札していた護符などが
南北朝時代の閻魔さま
うば尊像も祀られている
布橋かん頂会の写真

閻魔堂を出て元の道に戻ってくだるとすぐに布橋です。こちら側が此岸、あちら側が彼岸です。

3年に1度、かん頂会が開催されます

少し歩くと遥望館。20分の立山の歴史、20分の立山の自然の上映。大きなスクリーンが3つ並んで迫力ある映像でした。

上映後のスクリーンが上がって立山を望む感動はサイコー👍

すぐ脇にうば堂の跡地。信仰の中枢施設だったのに、明治3年の合寺令で破壊されたとか。富山の廃仏毀釈はそれは強行に徹底されたようで、県内各地でその名残が垣間見れます。

いまは青々と芝生が茂る
うば堂跡からは立山が見えた

少し歩いてまんだら遊苑に。地界から陽の道を経て天界へと抜けます。

入口
建物内は赤暗く、お化け屋敷に来た感じ
いろんな演出があります
昔は剱岳はこんな山だと思われていたのね
餓鬼のトイレサイン
展望台
見晴らしが👍
地界の地獄の建物を抜けて、陽の道へ。
立山登山を疑似体験するコースです。
彼岸花が咲いていた
天界に入ると別世界。アーティスティックな展示が並ぶ。
輪廻?
これ、怖いわ😅
いろんな音が楽しめる
これイチオシかも。裏に廻ると…。

天界から闇の道を抜けて元の世界へ。

闇の道へと向かいます

闇の道から出たら、終了です。近くにあるカモシカ園でかもしかさんを見たりしてくつろぎます。

昔の家なんかにも入れます。

有馬家
昔ながらの大広間

ぐるっと回ってスタート地点の布橋近くへ。これで終了です。

10:00に見出して3時間もいてしまいました。写真で撮れなかったところの展示内容が秀逸だったなぁ。施設の人のお話も面白かった。立山にある雄山神社峰本社の建物は冬の風雪にも耐えられるよう15Mもアンカーを掘って支えてあるとか。

行ってみると、あらためて立山が好きになりました。昔のとやま人の息づかいまで聞こえてくるようです。ぜひご一見あれ😊

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