呉羽山に咲く白い梨の花が見頃を迎えています。桜が終わるとすぐに梨の花。とやまの春の花の物語は、冬を耐えてきた反動のせいか途切れることを知りません。
白い花が山裾一面を覆う姿は圧倒的です。僕のランニングコースなのでよく通る道なのですが、こんなにたくさん見物客がいるのを今日はじめて見ました。
見上げればいつもの色のなしの花
去年の今頃、コロナ禍が始まった頃でしょうか、上を向いていこうとはじめて詠んだ俳句も梨の花でした。
見物客をよそめに農家の人が一生懸命に手入れをしています。一つひとつが手作業のようで、黙々と小枝を棚に結えつけていく姿にしばらくじっと見惚れてしまいました。
人の世がいかにうつろおうとも、春はかならずやってきます。
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