剱岳の登山口の馬場島。そこから3時間でお気軽ハイクできる中山という低山があります。
老若男女に人気のコースで、春になると剱岳や雪解け沢水を見に登山者が集います。
今日は登山仲間や今年から始めた方と一緒に。
暑くなるかと心配したけど、木陰が多く雲や沢水にも助けられていいコンディションで山行できました。
登山入門にオススメのコースです。
その後は、同じ上市町にある大岩日石寺へ車で30分。日本一の摩崖仏や苔むした渓流に驚いたり、美味しいラーメン(有名な素麺もあります)でホッコリしたり。
剱岳の頂上に残されていた平安時代初期の錫杖頭に驚いたのは「剱岳・点の記」を観た皆さん同じだと思いますが、さらに剱岳の歴史を調べていくと、日本古来の山岳信仰や山伏を生んだ修験道のことに行き着きます。
大岩日石寺の摩崖仏は奈良時代725年に東大寺大仏を建てた行基によって一夜にして彫られたと伝わっているとか。
まだ富山に浄土思想が浸透する前の時代に不動明王という強面の仏像を彫った彫り師の動機を勝手に想像すると、剱岳登山者への「試練と憧れ」メッセージと同じような、修験道的・困難を克服する意図を汲み取れるような気がします。
平安時代末期には不動明王の隣に大日如来が追彫されたらしく、その後、立山曼荼羅にあるように、エリア全体の立山信仰に発展していったようです。
つまり大岩日石寺は立山黒部の登山者の原点が詰まった信仰の場所!
この立山信仰が地元の方々の世代を越えた努力で全国に広がって、そのネットワークを下敷きに売薬さんの商売も広がっていったとも言われています。
富山人にとって剱岳・立山は単に美しいだけではなく、今の自分達のアイデンティティを支える大きな源泉と言っても過言ではありません。



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