入店するや否や、店内には芳ばしい香りが漂い、期待が高まる瞬間。さっそく注文したのは、シンプルながらも深い味わいが必要とされる「炒飯」と「餃子」。
まず、炒飯が運ばれてきた瞬間、目を引くのはその黄金色の輝き。ひとくち食べると絶妙な火加減で炒められた米は一粒の個性を主張しすぎず全体的に柔らかくてスルスルと喉を通り過ぎるまさに職人技。その中に絡む卵やチャーシュー、ネギの風味が調和し、シンプルながらも奥行きのある味わいを作り出しています。
次に、餃子が登場します。この餃子は見ただけで一目瞭然の逸品。滑らかな皮は焼かれた部分がパリッと香ばしく、中身は野菜と肉のジューシーな旨味がぎっしりと詰まっています。ひと口かじれば、肉汁がじゅわっと溢れ出し、それはまさに至福の瞬間。酢醤油に少し付ければ、その味わいはさらに深まり、もう一口、もう一口と箸が止まらなくなります。
「青龍」は、ただ美味しいだけではなく、料理に注がれる心意気と丹精が強く感じられる南砺市の隠れた名店。炒飯と餃子、この二品を通して、一皿に込められた中華料理の妙技と誠実な味へのこだわりが、多くの人の心を魅了します。訪れる人々の幸せな笑顔が思い浮かびます。
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