映画CityHall(ボストン市庁舎)

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ボストン市庁舎 | ほとり座|CINEMA & LIVE

富山市のほとり座で映画を見てきました。アメリカ🇺🇸ボストン市の行政の裏側をありのままに見せるドキュメンタリー。4時間半の超大作です。

ボストンは歴史ある70万人都市で近年移民人口が増えている多様性の象徴のような都市。全米で最もLGBTの多い都市の一つでもあります。

アメリカの行政ってどうなんだろう?日本と全然違うんやろうな〜と想像してましたが、見終わった感想は「なんや、日本とまったく同じやんか!」。ビックリするぐらい僕が見ているいつもの行政の日常と同じでした。

業務内容もそうだけど、プロセスとか考え方とかもそっくりすぎ。いつもの悩ましいことがボストンでも同じように起きています笑。アメリカって民主主義が進んでいるから日本と違うんやろうなぁ、凄いんやろうなぁと勝手に想像してましたが、住民とのやり取りや慎重手続き、正義や公平尊重など不思議なぐらい同じでした。チラシの裏にアメリカと日本の行政の違いを強調するコメントも載せられていますが、少しピント外れかなぁ。これは考えてみると、民主主義のプロセスが日本の片田舎まで浸透しているんだということで、日本もまだ捨てたもんじゃないし、僕自身も日々の仕事への向きあい方に自信をもつ励みとなりました。違うとすれば、住民が大勢の中でも自分の意見や意見を丁寧に言ってることでしょうか。日本では隠れたところで本音を言う文化がまだ根強く残っているような気がします。

5年目のウォルシュ市長は「違いは分断を生まない」と最後に呼びかけています。また、その後に台湾出身の市長が誕生した街でもあります。日本の未来の行政の姿を見ているようで、最後までガン見してしまいました。長いけど、行政関係の方にオススメです。

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