太宰治展in高志の国文学館

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アラフィフ世代は「走れメロス」を中学の国語で習って、あそびの中でも、メロスとセリヌンティウスのやり取りを真似てふざけましたよねー⁈

「太宰治と芥川龍之介の違いが分からん」とか「ちょーだらしない男やろ」とか、いろいろありながら、作品のピュアな部分が共感されて長く愛されているようです。でも、あくまで作品が、ですかね⁈

とはいえ、実は僕は太宰治賞に昨年から応募していて、今年もシコシコ書いているところだったので、こりゃタイムリーだなぁと思いながら見てきました。

たまたま説明会もやってて席が空いていたので参加できました。芥川龍之介に憧れていたらしい、井伏鱒二に師事したらしい、川端康成が太宰の人生に大きく関わっていた、など面白い話がたくさん聞けました。

展示には、実際の原稿がたくさんあって、推敲の後が垣間見れたり、意外にも独創ばかりでなく資料を多く参照するたちだったりと、面白かったです。

雪国の作家の文章は暗くなるのが多いけど、斜陽や人間失格もその系統ですね。太平洋側の明るい作風の方とは人生観が全然違うように感じます。でも、長く愛される名作は、暗いのが多いのはなぜだろう。

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